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アンラッキー・デイズ
『アンラッキーな日々はラッキーな日を創る大きな前ふりである』(J.B.キング)
DATE: 2009/10/05(月)   CATEGORY: 日記
未知との遭遇2009。
20091005210349
季節もすっかり秋めいて、外気が私の『体温』をスーッと下げるようになってきた。そんなある日の稽古の帰り道、いつものように電車に揺られていた。

この日は乗り継ぎが多く、東京駅から始発の中央線に乗る。先頭車両には『女性専用車両』と窓にシールが貼られているが、女性専用は朝の時間帯だけである。ちょっとためらったが、さほど気にせずその車両に乗り込む。車内には男性も多く乗っていた。よかった、自分一人じゃなかった…。

東京が始発駅であるため、私は余裕で座ることができた。

これと言ってする事もなく、携帯でブログやらブログやらブログやらを見ていると、空いている横の席に巨漢の男性がドカンと腰掛けてきた。

その男は30代ぐらいの会社員だろうか、見た感じ、ゆうに90キロ以上はある。ワイシャツにスラックス、銀縁メガネ。額には若干汗が吹き出していた。息をする度に「ヒュー、ヒュー」と掠れた音がもれる。汗臭いわけではないが、柔軟剤の様な衣類の匂いがスーッと鼻にはいってきた。あれ? 意外な匂いに戸惑う…。汗臭いかと思えば柔軟剤の香り…。言うなれば、水だと思って飲んだらシロップだったー、みたいな。それ、戸惑うー、みたいな。全然『みたいな』の雰囲気が伝わらない…。まぁおいといて…。


最近の電車のシートは、7人掛けであれば7人しっかり座れるように、2人ごとに銀色のポールが並んでいる。そのポールは網棚から床の方まで走っており、上に等間隔に並ぶ手すりを掴まなくても、そこを掴めば大丈夫なようにもなっている。


右隣に座った巨漢の男は、体がでかいためシートが1人用では足りない。1.3人分くらいの横幅だ。つまり0.3人分はみ出しているのだ。ただ、私はかなりの痩せ型で、横幅が0.7人分くらいだから、巨漢の男+私でちょうど2人分の椅子に収まる。


端からみたら、奇妙な凸凹コンビであろう。こういう事はたまにあるので、巨漢の彼に0.3人分おすそ分けの気持ちでいるのも苦じゃないし、なんてことはない。


その後、思いもよらぬ事態に巻き込まれるとは、この時の私は、気づかないのであった……。


数駅後、右隣の巨漢の男は、相変わらず口から「ヒューヒュー」と不思議な音を鳴らしながら、汗をかきつづけていた。宇宙人と交信してるのかな?と疑問を抱きながらも、さほど気にせず、携帯とにらめっこをしていた。すると、左隣に座っていた普通の男性が立ち上がり、ホームへと降りていく。私の左隣がポッカリと空いたのだ。

その時…、

右隣の巨漢の男より、さらに太った大巨漢の男が、私の左隣の空席に座ったのだ!!

最初は何が起きたか全くわからなかった。なんか急に座席が窮屈になったのだ!!

あれ?

そうっと左隣に座った大巨漢の男の様子を伺う…。年齢はこちらも30代だろうか、お相撲さんレベルの巨漢だ! お相撲さんではないが、ほぼお相撲さんだ! でかい…!! オスモウサン…!! おしりもでかい!! おしりがすげー座席をはみ出している…!! オウスモウサン…!! Tシャツにスウェット! 眼鏡!! こちらも呼吸で「ヒューヒュー」と例の音を奏でる!! 鼻が悪いのか、宇宙との交信なのか…! 両サイドから汗の熱量と、呼吸音のシンクロ! ユニゾン!!! Oh!! Sumou-san!!

そして私は思う。


『ザ・窮屈』


3人分の席に並んで座っているはずなのに、配分がおかしいよ!!
俺、0.5人分くらいのスペースしか頂いてませんが!?


その時、ふと、そう思いながらも、今 自分の置かれている状況を客観視してみた…。


巨漢の男性に両サイドを挟まれた、痩せ型男子…。


その3人がスッポリと座席に収まっている…。



…面白い。



凸凹凸………!!



…考えれば考えるほど、今の自分が面白くなり、笑いをこらえる。


両サイド汗かき。。。


真ん中普通……!!


ニヤニヤしている真ん中の男。


余計気持ち悪い…!!



そーんな帰りの電車道。

一瞬、リアル版『世にも奇妙な物語』がはじまったのかと思いました。

女子高生おじさんに続く、電車奇談で御座いました。
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