アンラッキー・デイズ
『アンラッキーな日々はラッキーな日を創る大きな前ふりである』(J.B.キング)
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DATE: 2009/01/28(水)   CATEGORY: 日記
椅子奇譚。
20090128105409
こちらは、この間のパンフレット撮影の時にお邪魔した美容室『brain』さん。

普段、美容室に行ってもゆっくり写メ撮るとかできないので、なんか新鮮な感じ。

この椅子達にも、何か心温まるドラマがあるのかもしれない…。

例えば…。

とある地方都市。
駅から歩いて10分ぐらいの場所に建つ美容室『SMILE』。

美容師の野島恵里佳は、まだこの美容室で働き始めて1年目であった。

まだ若々しさの残る彼女。トレードマークは赤いフレームの眼鏡。そばかすが若干目立つ21歳だ。

彼女の担当はシャンプー。新人の登竜門。
この店で働き始めてから、日々お客さんの髪を洗い流し続けてきた。

職業柄立ち仕事ということもあり、毎日の疲れはハンパない。
たまに、頭を洗ってるんだか、スイカを洗ってるんだかわからなくなる。
緊張した時は、人の頭を野菜か何かにして見ればいいと聞いた事があったが、それとこれとは全く関係ない事だ…。

美容師達の日常茶飯事な思考は、一般人には皆目見当もつかない事が多いのだ。

そんな『SMILE』に、ある日3人の兄弟がやってきた。
男の子二人と一番下の小さい女の子。
一番上のお兄ちゃんは小学校高学年、一番下の女の子はまだ5歳だという。

こんな小さい子達だけで来るってのも珍しいな、と恵里佳は思っていた。

この店のシャンプー台は、ちょうど3つあった。
彼らに呼びかけ、一人づつ椅子に座ってもらう。
左から、長男、次男。そして末っ子にして長女の女の子が一番右に座る。

だが、一番小さい女の子にはこの椅子は大きすぎた。
それに気づいたのはシャンプーの状態に椅子を倒した時で、女の子の頭は上まで出てこない。

それでも恵里佳は、椅子を倒した状態で女の子の体をズリ上げさせ、シャンプーをした。

よほど緊張しているのか、ふと女の子の体を見てみると、『気をつけ』の姿勢になっていた。
指の先までピンと延ばしている姿に恵里佳は思わず微笑む。

顔を上げ隣を見てみると、兄弟二人も『気をつけ』を崩さない。

ずり落ちそうな眼鏡を、泡のついた指先でサッと戻す。
可愛い三兄弟の血の繋がりを感じさせた。

あぁ、『川』だ。

ふと恵里佳は思った。
三人のまっすぐな棒姿が漢字の『川』に見えた。
三人は『川』になりきってるんじゃないだろうか?
恵里佳はなんとも言えず、心が温かくなる。

私は『川』で洗濯でもしてるのかな…。


恵里佳は帰りに『桃缶』でも買ってかえろうかなと思いながら、鼻先についた泡を腕で拭った。

美容師達の日常茶飯事な思考は、一般人には皆目見当もつかない事が多いのだ。


って、どんな話やねん…。


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| | 2009/01/28(水) 23:32 [EDIT]
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nishinaga | URL | 2009/01/29(木) 15:02 [EDIT]
> 非公開サマ

物語は色んな所にひそんでいて、それを妄想して楽しんでおります。

考えるのが好きなんですかね。

こちらも桃缶食べたいですw。

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