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アンラッキー・デイズ
『アンラッキーな日々はラッキーな日を創る大きな前ふりである』(J.B.キング)
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DATE: 2010/05/15(土)   CATEGORY: 日記
『ネコ騙し辞典~え:エレクト リカル ラブ パレード』
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猫☆魂の第9回公演。
2006年3月上演の今作。あれから4年も経ったようだ。時の速さに膝が震える。

ちなみに、
『エレクトリカル ラブ パレード~カガイシャノキモチトアカルイミライ~』
が正式名称だ。

『エレクトリカル パレード』は言わずもがなミッキーのあれである。では、『ラブ パレード』は知っているだろうか? テクノ好きなら分かるかもだが、ドイツで行われる大規模なテクノのイベントだ。街中を巨大なスピーカーを積んだトラックが練り歩き、大音量でテクノが流れ、電気グルーヴの石野卓球が1998年に、パレードのフィナーレを飾るベルリン戦勝記念塔広場でのファイナル・ギャザリングでもDJプレイしている。

まぁ、そんな2つのパレードを合わせたタイトルの舞台だが、実際はミッキーも卓球もパレードも出てはこない。


死刑囚が電気椅子での死刑執行の瞬間、前世の自分とコンタクトを取り、時空を超えて『電気』を流してくれと懇願する。電気椅子に縛り付けられた死刑囚のほんの数秒で思い描いた世界。現代と前世を行ったり来たりする、SF要素満載の、かーなり複雑極まりない脚本だった。

素粒子、黄金比やフィボナッチ数列など、かなり難解な単語が出てきたり、それを長ゼリフで丁寧に説明したり。今思えば、よくやってたなと感慨深い。

この長ゼリフを言う劇団員・井澤が、他の劇団に客演していたため稽古合流が遅れ、集中稽古初参加の日に『千本ノック』かのごとく稽古をした。
長ゼリフ、噛んだら始めからもう一度。
お互い若かったな。

劇団員・佐々木はアフロだったなー。なんか自分でしてきたなー。

今では常連となっている岸潤一郎さんが初めて出演して頂いた作品でもあり、個性豊かなキャスト陣であった。

何気に、ヴィンとムランティン・タランティーノが出ていない。彼らがどう感じたのかは、彼らのブログを見てほしい。
小島ももちろん出ていない。見たことない舞台のブログをどう書くのだろう?楽しみだ。


男ばっかり15人。プラス、バンドチーム4人。大所帯だったなー。

稽古が男臭くてしょうがない。なんせ、女子が稽古場にいないのだ。『モテ』の『モ』の字もない。モテる要素が不必要なのだから。野球部でも女子マネージャーの目線があるからいいのに。

ただ、この男だらけが好きだったのだろう。あ・うんの呼吸と言うか、感覚が分かり合えるのだ。

千秋楽が終了し、朝まで打ち上げた後、みんなで箱根の温泉へ行った気がする。
ベロベロでヘトヘトの脳みそと体を癒やしに。
また男だらけで裸の付き合い。もういい加減、気持ちが悪くなる感は否めないが、なんか当時は楽しかったのだ。

そして、私も役者でもちゃんと出ていた舞台だったな。セリフは少なかったが。

そんな舞台であった。


最後になるが、巻物と化した、台本を紐解いてみよう。

最初のト書きはこうだ。


 大人になって気付いた事。
 夢見ていた事は何一つ叶わず、もろくも崩れさる。
 何も変わらない人生。
 皆が抱く将来の不安。
 突然巻き起こる、幾つもの事件…。
 誰も、光の速さにはかなわない。
 
 死刑を宣告され、夢も希望もない男と、これから社会に巣立っていく若者。
 加害者の気持ちと明るい未来。
 幾つものストーリーが重なる時、新しい光が差し込まれる…。
 これは、時間の軸をも巻き込んだ、壮大な、ほんの一瞬の物語である…。

 時代は現代。
  ポップでありつつ、光の印象により空間が変わるようなイメージ。
  もしくは光の中のようなイメージの空間。
  舞台は大きく5つほどの空間に分かれている。
  ただ、それらはほぼ抽象的で、上手、下手、中央と区切られている感じ。
 下手奥にはバンドエリアが存在する。

  客入れにはテクノがガンガン響いている。クラブのハコと化した客席。
  NAィKIによるライブが開演10分前に始まる。
  終わりと同時に客電にもどる。
  M—0きっかけで客電が落ちる。(F.O.)

○ プロローグ・面会室

      明転(C.I.)後、舞台上にはニシヤマとイワキがいる。
      死刑囚であるニシヤマと弁護士のイワキが対峙して座っている。
      黒人の書記官が二人のやりとりをメモしている。


ここで、引っかかるのは、
「NAィKIによるライブが開演10分前に始まる。」

これは、どういう気持ちだったのだろうか?
もの凄く、不思議な台本だ。
ちなみに、NAィKIとは、竹が大好き、演歌担当:岸潤一郎(群馬県安中市出身)と、ギャル文化に傾倒するRAP担当:MC NAOMY(群馬県太田市出身)による、演歌とRAPの融合という全く新しいスタイルのミクスチャーサウンドユニット。

冒頭から、かなりクレイジーなライブが始まるのだ。(ちなみに、これはDVDには収録されていない…)


そして、オーラス。
最後のスライドはこうだった。


『本当の意味。』
『人は自分の思い通りの未来を呼び込む。』
『パラダイスを目指すか、』
『インフェルノを選択するかは、』
『あなた次第である。』
『もはやどちらが良いとか悪いとか、』
『判断するべき問題ではない。』
『ただ』
『自分に正直になれば』
『自分にとっての天国に』
『向かう事ができるはず。』
『I am another yourself.(私はもう一人のあなた自身です。)』


そういう物語だったのであろう。
とてもぶっ飛んだ脳みそでできた作品の一つであり、大好きな作品の一つだというのは言うまでもない。

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